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ポテンシャル、ベクトル

ポテンシャルとベクトル

 

古典力学でいう所の、位置エネルギーと運動エネルギー


人財の分野でもよくポテンシャルといいますが、それは例えば、「即戦力」とでも表現すれば良いでしょうかね。


ビジネスに必要な経験や能力や人脈などがすでに備わっていると、「あの人はポテンシャル高いな」と思います。

 

弊社では、人財の採用については、社長である私が陣頭指揮をとって行っております。


この4月も、多くの社員を採用いたしました。

 

みな、期待の新人たちです。

 

 

新卒採用の局面で、このポテンシャルの話をしますと


新卒採用の人達は、もちろん業務経験が無いのですから、言うなれば新卒者は皆、ポテンシャルは低い・・・

 

などと短絡的に思いがち、ですが、実はそんなことはないと考えていて、


新卒と言っても皆20代、人格形成において大切な、10代の頃をもう過ぎておりますから、例えば「リーダーシップ」、例えば「調整力」、例えば「負けん気」など、ビジネスマンにとって重要な要素っていうもののポテンシャルは、すでに備わっていたりする場合が多いのではないでしょうか?


例えば、私たちソノリテの仕事は「ものづくり」的な質を持ちますが


「ものづくりが楽しい」あるいは「ものづくりはそんなに甘い物じゃない」などといった、「ものづくりに対する価値観」は、既に新卒であっても備わっている場合が少なくありませんね


そういう感性みたいなモノは、ポテンシャルの一種と言っていいと思うのですが、いかがでしょう。

 

まあ、それがポテンシャル

 

では、人財の分野でいう「ベクトル」とはなんだろう?と


よく「あの人と私は同じベクトルだ」などと表現したりするときがありますが、人財の分野においてベクトルは、往々にして向きを表しているようです。

 

では「向き」とは?


スタート位置から動き出す方位が、「向き」ですよね?


東西南北、どちらに動き出しているのか?それが「向き」です


では、なぜそちらに動き出そうとするのでしょう?つまりこれが「あの人と私は同じベクトルだ」という言葉の意味なのでしょうが


 ・同じような向きに行きたがる

 ・行きたがる方向が似ている 

 ・言うなれば「同じゴールを目指している」


これを、「同じベクトル」と言うのでしょうね


どうやら「モチベーション」などとも、関係がありそうな言葉です。

 

さて、ここで


前提として、ビジネスについての解釈を、語りたいのですが

 

今ここで、ビジネスを、ざっくりと定義します。
(どちらかというとホワイトカラー的な、ビジネスモデルです)


私は今ここで、ビジネスを、以下のような単純な構造と定義して、話を続けます

 

【ビジネスの構造】


 対価 = 位置 × 移動速度 × 移動量

 

つまりビジネスで高い対価を得たいなら、まず高い位置(ポテンシャル)になるべきでしょう


高い位置には、(対価が)高い仕事があります


下請けよりはゼネコンが良いですよね。部下よりは上司がいい。新米よりはこの道何年の職人のほうが高い対価を得ます。そういう意味です。

 


つぎにその位置で、どれだけの速度で仕事が出来るか、つまり生産性が問題ですね?


ここでは「時間×単価」のような、アルバイトのような仕事は指しません。「難しい仕事を、短時間でやってのけられる人が、優れている」世界を指しています。


難易度A:対価100の仕事を、1時間で1件しかこなせない人は、対価100しか得れませんが、2件こなせるなら、対価200を得れますね。そういう話です。

 

時は金なりってこと

 


さて最後ですが、移動量です。これはもう単純で、「こなした数」です。いくら高速に処理できる仕事でも、その仕事をどれだけの数こなすかによって対価は変わってきます(ここを時間と勘違いしてしまうと、アルバイトになってしまうので注意です。量です)

 

さて、ビジネスの構造がそうである、として

 

さてここで、ベクトルとはなんであるか?


(ポテンシャルはわかりますよね?位置って思いっきり書いてありますから)


ベクトルとは恐らく、以下3つの意味がある意識なのではないかと、思います。

 

 1)「位置」を上げる意識

 2)「速度」を上げる意識

 3)「移動量」を上げる意識


これら3つの何れかを満たすための意識や方向性が、「ビジネスや仕事に有用なベクトル」なのではないかと思うのですね。


では「ビジネスや仕事に無用なベクトル」とは、何か・・・と言えば、簡単で、全部下向きにすればいい


 1)「位置」を下げる意識

 2)「速度」を下げる意識

 3)「移動量」を下げる意識


これら、ようするに「下に向いている」ベクトルがあると、ああ、こいつはダメだ。という事になりますよね

 

こういう事で、ビジネスとは、やはりポテンシャルとベクトルの組み合わせで出来ているのだ。と思えるわけです


式にすると


 対価の向上 = (位置×向上ベクトル) × (移動速度×向上ベクトル) × (移動量×向上ベクトル)


ですね

 


さてここで、私の悩みを聞いてほしいのですが

 

 すごくポテンシャルがある が マイナスなベクトルを感じる

 

人が居るとしたら、どう判断したらよいのか?ということを、凄くよく悩むんです。私は。

 

選択肢は2通り

 

 選択1)その人のポテンシャルを上手く利用し、マイナスなベクトルについてはチームでカバーするか、(ポテンシャルと総合してプラスに取れるなら)黙殺する

 選択2)「会社のベクトルと相反する」として、合流させない(入社させない)

 

とても、悩みます

 

本来


強くたくましく、多様性統合にポジティブで、個々の様々な相反する能力を生かせる会社・・・であるなら、


選択1)をチョイスし、かつ、その統合によってベクトルも同じ方向を向貸せるような事が出来る全体感が・・・


全体感が・・・

 


・・・理想なんですけれどもね

 


価値観の違いなどが多様性だとしますと・・・この「ベクトル」というものも、価値観の一つではないかと思うのですが、やはり限界を感じなくもないです。いや、感じます。


どうしても、最低限の協調性や、最低限の美意識、最低限の善悪の意識、などなどが揃っていないと、どうにもベクトルのズレが気になりだします


簡単な事です

 

 1)「位置」を下げる意識:(例えば)向上心が無い

 2)「速度」を下げる意識:(例えば)地頭が悪い

 3)「移動量」を下げる意識:(例えば)やる気が無い


これらを「多様性」の中に含めるべきか、どうかという議論なわけですね


反意的にプラスの解釈をすることが出来る人は、別です


例えば、いわゆる意識高い系な向上心などを持ち合わせていなくとも、(美味しい話に心揺るがず)一つ事を集中してずっと正確にやり続ける事が出来る、実直さを持っている人が居るとしたら、例えばそれは、「位置」よりも「移動量」で勝負すべき人なのでしょう。そういう良い面があると、プラスの解釈が出来るなら、良いのです。


そうではない、人も、いる。残念ながら


そういう人について、今私が言えることは


 対価 = 位置 × 移動速度 × 移動量


のような仕事は、向いていない・・・例えばアーティストだとかそういう、極端に振れた「ビジネスっぽくないビジネス」なら、可能性があるのかも知れないなぁ・・・と思うのですが、


やはり私は、それらの人を統合することが出来ない・・・と考えてしまう。

 

そういうベクトルの人に、いくらポテンシャルを感じても、そしていかに多様性を重視する企業にしようという意思があったとしても、これからもベクトルに対しては厳しく目を向けて人と接していくのではないかと考えています・・・・・

 


・・・・・


・・・う~ん

 

・・・・歯切れが悪いな

 

たぶん自分でもまだ、迷いがあるからだと思いますね

 

組織って、人間って、難しいなぁ(苦笑)

 

まあ、そこが、面白い

 


春に成り、新卒採用君たちが入社してくるのを前に、思う事 (人のポテンシャルとベクトル)  でした まる