読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

話せないこと

私は会社を経営している、社長です。

 

そして、自社を

 

 「透明性の高い会社にしたい」

 「風通しの良い会社にしたい」

 

と、思っています。

 

そう、思うのですが

 

なかなか、そうもいかない

 


良いことは、共有したい。成功した体験を、皆で、分かち合いたい。もちろんです。

 

では、悪いことは、どうか?

 

会社を経営していて経験する「悪いこと」には、どうやら3種類くらい、あるんじゃないかと、思います。


1)事業推進上の悪いこと
 製品トラブルが発生した。不完全な商品が出来た。やるべきテストが出来ていなかった、など

2)組織推進上の悪いこと

 誰かが不法行為を行った。誰かが病気になった。誰かと誰かが組織内でイザコザを起こした、など

3)経営推進上の悪いこと

  赤字になった。裁判になった。格付けが下がった。など


で、この3点ですが、

 

おそらくこの3点それぞれにおいて、「透明、風通し」という考え方をどうするかが、変わってくるんじゃないかなと思うんですね。


まず「1)事業推進上の悪いこと」ですが、これはもう誰が考えても、すぐに共有し、全員総力戦で対処したり、反省から何かを産み出す努力をするべきですよね

 

何か事業をやっていて、トラブルが発生したら、それらを隠ぺいしようとせず明るみに
出し、対処するのが成熟した企業のあるべき姿です。これはもう、当たり前。

 

「くさいものにフタ」を、しない

 

最近のニュースで言うと、例えば自動車会社の検査不正や、マンション施工会社のデーター改ざんなど、それら企業の信頼は一気に失われます。

 

仕事とは人間が行うモノです。仕事にミスは許されませんが、かといって仕事は人間が行うものなのですから、人間が行う限り「100%失敗しない」と考えるのは奢りです。

 

が、しかし

 

厳罰主義、競争社会の中で会社を経営していれば、「ミスを隠したい」と考えてしまう人間の弱さが有ります。

 

この弱さに如何に向き合って、風通しのよい情報共有環境と改善社風を創っていくかが、高品質な事業を創っていくうえで不可欠だと、私は考えます。

 

だから「1)事業推進上の悪いこと」については、徹底的に風通しの良い会社にしたいなぁと、思います。

 


では次に「2)組織推進上の悪いこと」ですが、ここでは「個人」という問題が出てきます。

 

会社は個人の集団です。個人の集団である以上、様々な「個人情報」を取り扱います。

 

そしてそれぞれの個人が抱えている事情は様々で、その様々な事情の中には「不特定多数の人に知られたくない事実」をたくさん含みます。

 

が、しかし会社は、それら個人情報に深入りしないと様々な問題に対処できないという場面があり、したがって会社は、その個人情報を公開しないという前提の中で、それを知ります。


例えば誰かが、急に会社に来なくなったと、します

 

そしてその理由が、「不特定多数に知られたくない個人情報」であったとします。

 

しかし組織の中にはこのようなウワサ話が流れるでしょう

 

 「アイツに何があったのか、会社は何も教えてくれない」

 「なんで教えてくれないんだろう。急にいなくなって、俺は困っているのに、理由くらい教えてくれたって、いいじゃないか」

 「よく会社のグチを言っていたから、会社とトラブったんじゃないか?」

 「もともとXXと上手くやっていなかったから、きっとXXとトラブって、会社はXXの方が大事だから、辞めさせられたんだ」

 

など、など


これらはどのようなウワサ話になろうとも、会社は真実を伝えるわけには行きません。

 

ですから私たち中小企業経営者は、このようなウワサ話を耳にすると、とてもモドカシイ気持ちになります。

 

本当の事を話せば、みんなわかってもらえる事なんですけれども、どうしても個人の
事を考えると、それを皆さんにお伝えするわけにはいかない

 

しかしその「言えない」という事がキカッケとなり、社員の皆さんに猜疑心が生まれ、あまり良くないウワサ話なりデマなりを、流布する人が出て来るのが、

 

これがどうしても、残念なんですね。

 

この件については、「そのように下世話なウワサ話に卑しむことなく、皆さんが自分の仕事に誇りをもって、それぞれがそれぞれらしく活躍してくれることを願う」以外になくて、

 

結局、経営サイドのモドカシサは無くなりません(苦笑

 


さて最後に、「3)経営推進上の悪いこと」についてですが、これはですね

 

いやこれこそが、「権限移譲」なわけですね。

 

会社が「良いとき」。これはその「良さ」を共有し、「良さ」を伸ばしていこうと思えます。

 

これはとても、簡単な事です

 

しかし、当たり前の事ですが、経営をしていると良い事ばかりじゃない。だから「悪いこと」に対して、情報を公開できるかどうかは、その人との信頼関係と権限移譲度に依存します。

 

普通の人間は

 ・居心地が良ければ、います

 ・居心地が悪ければ、去ります


そしてある種の人間は

 ・居心地が悪ければ、その場を良くしようとします


この、「良くしようとする」人を信頼し、権限移譲したいわけですね

 

だから「3)経営推進上の悪いこと」については、ロジカルに考えればわかるように

 

 ・普通の人には積極的に公開しない

 ・「良くしよう」と考えてくれる人には、公開し、共に悩む

 

というわけです


例えばある会社が、来週にでも倒産しそうなピンチだったとします

 

その時、社長が

 

「皆さんよく聞いてください。当社は来週にでも倒産しそうな状況です。皆さんが頑張って来週までに二倍の成果を出してください」


と、社員全員に言ったとしたら、社員全員がとても頑張る・・・・

 

と考えているとしたら、僕はそれは甘い考えだと思いますね

 

そんな風に言ったら、その日から八割がたの社員が、転職活動を始めるでしょう。

 

つまり来週ではなく明日潰れます。

 

普通の人間は、そうです。それが普通です

 

だから私は、社員の皆さんに成長してもらいたい。

 

社員の皆さん一人一人がそれぞれ力をつけ、自立し、仕事にヤリガイや使命を感じるように、どんどんと成長してくれたら

 

私はどんどん社員を信頼し、社員に権限移譲していく

 

つまりそれは、会社の「3)経営推進上の悪いこと」を、公開していくという事です。

 

ですので

 

もし貴方が、「会社から経営推進上の悪いことを、教えてもらえてないなぁ」と思っているとするなら、アナタは会社から

 

 ・居心地が悪ければ、良くしようとがんばる、信頼に足る人


だとは、まだ、思われていないのかも知れませんね。

 

 ・居心地が悪ければ、去ろうとする、普通の人


程度の、認識なのでしょう

 

 

あーなんか、ここまで書いて


「こういうブログを社長が書くという事は、ソノリテっていう会社は危ないんじゃないか?」などと

 

思う人もいるかも知れないなぁ・・・

 


もしアナタがそういう感触を感じたら


もう一度よく、このブログ頭から読んでみてください(苦笑

 


さて私は今から「ソノリテ第六期お疲れさまパーティー」で行う「社長賞 第六期MVP」の専攻でもすることにしますwwwww

 

私は社員の皆さんを信頼し、会社を推進できている事に、幸運と誇りを感じていますよ。これ、本当です。