HERO、人事評価、パレートの法則 その4

前回のブログ

saitoukazumasa.hatenablog.com

 

はい、続きます


You need a hero♪
胸に眠るヒーロー 揺り起こせ♪
生命より 重い夢を 抱きしめて走れよ♪
You need a hero♪
つかまえてよ ヒーローその手で♪
夢をもし あきらめたら
ただの残骸(ぬけがら)だよ♪
麻倉未稀「ヒーロー」(1999)歌詞より引用】


ヒーローになろうとする人は、少ない

 

そうね。そうでしょう。

 

欲がない時代、ですからね。

 

ならば、揺り起こそう。

 

 

■わが社だば一流企業になる!

 

私の会社は 「ヒーロー」 を創る 会社になる

 

そういう、ポジショニング。

 

そういう、マーケティング


私は10年前に、わが社(株式会社ソノリテ sonoriteはフランス語で「共鳴」の意)の社長になったんですが、

 

当社の10年前と言えば、しがない、社員数10人に満たない、業界の端くれの、孫請けSES企業でした。

 

多重請負構造の底辺にいる会社でした。

 

それをですね

 

10年で、なんとか

 

ソコソコちゃんとした会社にしましたよ。私は。

 

自分でハッキリ言いますが、誰がやったわけでもない。私がやったんです。

 

…でもねぇ


これからなんですよ。そんなもん。

 

端くれ孫請けSES企業から、ちょっと上位ランク企業グループの、その底辺に、片手を引っ掛けたってだけです。

 

これからです。

 

今からの10年で、次なるステージの、次なる勝負をします。

 

そこそこ有名な、そこそこ面白い、それくらいの会社には、します!


 わが社を、ちょっとばかし「うらやましい会社」に する!

 

 わが社を、ちょっとばかし「すげえ会社」に する!

 


…でね

 

それを、どうやってやるか?

 

  • 好調なMSコンサルティング&サポート、大企業向け情報共有ITのプロフェッショナルサービスをスケールしていく
  • ノウハウのあるITソリューションの領域で、働き方改革系のパッケージを創る
  • 自由度の高い社風から産み出す、個性的な書籍やゲームなどの分野で一発当てる

 

まあね、そんなことをね、やってはいますし、今後も行っていきますが、

 

そういう戦術レベルの話はまあ、置いておくとして、戦略的には


 私の会社は 「ヒーロー」 を創り、「ヒーロー」が活躍する会社にする


ってことで、そういう戦術で

 

  わだば、わが社を「すげえ会社」に する!

 


■ヒーローを創る方法論


で、

 

マジで、そういう会社にするわけですが、

 

じゃあ、ですね


例えば、車を創る会社がありますよね?

 

だとしたら、その会社って、どうやって「車を創ることがもっと上手くなるのか?」という、「方法論」を持っているべきですよね?


 例えば研究開発部署を創るんだ!とか

 例えばレースに出るんだ!とか

 

そういう「方法論」を持っているから、その会社はどんどん車を創ることが上手になっていく、わけですよね?


そういう「方法論」が、その会社のエンジンなわけです

 

あ、車を創る会社で例えたから「エンジン」とか言うとヤヤコシクなっちゃいますけど、まあようするに「成長のエンジン」です。「成長のダイナモ」です。あ、いや、電気自動車とかそういう意味ではなく…まあいいか


「車を創る会社」にとって、「車を創ることがもっと上手くなる」ための「方法論」というのは、おおむね

 

  • M&Aなども含め)組織構造をどうするか
  • どの組織に力を入れ(金や人を投資する)、どの組織を弱めるか

 

というような事で、「もっと上手く創れるように」していくわけです。

 

  • 例えば新たな車を創るべき時期なら、研究開発に投資するし
  • 例えば安い車が売れる時期なら、コスト削減に力を入れるし
  • 例えば販売能力を強化するなら、接客対応の教育や販売店の拡大をするし
  • 例えば〇素エンジンの時代が来るなら、〇素エンジンを創る力のある会社を買収するし

 

というわけですよね。

 

つまり、組織構造や投資、です

 

さてと、じゃあ

 

私たちの会社「株式会社ソノリテ」は、どうするか?


 ソノリテを、ちょっとばかし「すげえ会社」に するために

 

 私の会社は 「ヒーロー」 を創る 会社にする わけですが、


それって、どうやる?


「車を創る会社」が、「車を創ることがもっと上手くなる」ためにやっているようなことを、

 

「ヒーローを創る会社」が、「ヒーローを創ることがもっと上手くなる」ためにやっていく、「方法論」って、

 

どんなこと?


 どんなことなんでしょう?

 

 事例、ないのかな?


いや、だってさ

 

ひとつ前のブログで書きましたが


 「すごい」「仕事」 = 「希少性の高い」「人助け」

 

  →★誰も助けられない人を、助けられる!★

 

  →★★すごい人助けができる人!★★ = ヒーロー!!

 

  →すごい仕事が出来る人  =  ヒーロー


な、はずでしょ?


という事はさ、会社という会社は、ほぼすべて「すごい仕事が出来る人」を求めているはずじゃないですか?

 

ですよねぇ?

 

だからさ、ほとんどの会社の社長さんは、自分の会社が「すごい仕事が出来る会社」にしたいんだと思いますし、そのためには「すごい仕事が出来る人」つまりヒーローを、求めているハズでしょ?

 

それなのに、なんとなく

 

なんとなく、ですね…

 

ほとんどの会社に「ヒーローを創ることがもっと上手くなる」という戦術やら戦略やら、そういう事例が…無いような気がするんです

 

 例えば「人材教育」とか「引き抜き」みたいなことは、そりゃ、ありますよ!

 

 あるいは「MVPを表彰する」とか、そういうことも、そりゃ、あります!


でもですね

 

根本的には「ヒーローを創ることがもっと上手くなる」方法論の事例が、あまり、見つからない。いや、ぜんぜん見つからない。


なんででしょうね?

 

   →すごい仕事が出来る人  =  ヒーロー

 

どんな会社でも、やりたいことでしょうに…

 

 

■再び「パレートの法則」と「遠慮」

 

このシリーズブログの「1」↓

saitoukazumasa.hatenablog.com


で書きましたね。パレートの法則(あるいは働きアリの法則)

 

どんな組織でも

 

 よく働くアリ(人):20%
 ふつうに働くアリ(人):60%
 さぼるアリ(人):20%

 

になるよ~っていう。法則です。

 

なるんだよ~ と


これね

 

なんでだろうね?

 

なんでこう、みんなパレートの法則、好きかね?


でもさあ、なんでか分からないけれど、組織ってこうなるんだよね~

 

 よく働く社員:20%
 ふつうに働く社員:60%
 足をひっぱる社員:20%

 

あるいは

 

 高い評価を受けているエリート:20%
 ふつうの評価を受けている社員:60%
 低い評価を受けている社員:20%

 

そう、整理してもいいけどね

 

なんでかね?

 

なんで?


ということはさ、そもそもさぁ、どんだけ頑張っても、組織ってのは

 

 高い評価を受けているエリート:20%

 

しか、産み出せないって事なんですよね?

 

なんでか知らないけどね


そうなると…

 

じゃあ仕方がない

 

受け入れよう。受け入れるとして、パレートの法則を、受け入れて考えると


「ハイ・パフォーマーを創ることがもっと上手くなる」という「方法論」を考えたとしても


組織は必ず

 

 ハイ・パフォーマー:20%

 

に、なっちゃうって事なんですよね。


ここをどう考えるか…

 

パレートの法則でよく言われることとしては、相互に関係している。

 

 良い人:20%
 普通人:60%
 悪い人:20%

 

の間には、全体感と相互関係の意識があり、それぞれの存在が共通の意識の中で役割分担をするということでして、

 

「それが最適なんだ」という本能を、それぞれに持っていて、それが自然に噛み合うようになっているのだと。

 

まあ確かにそういう気がしますね。

 

みんなが「その方が良い」と思って、役割分担しちゃう。

 

その方が、合理的で、効率的だと、本能が考える…

 

「私は、この組織では、ハイパフォーマーになろう」と、20%の人が思い

「私は、普通でいいや」と、60%の人が思い

「私は、下位ですが何か?」と、20%の人が甘んじる。


そういう本能がある。それが組織的に合理的であるから。

 

だれが考えた本能だか知らんけどね…

 

じゃあ、ですね?

 

ということは、前提となるのは「コミュニケーション」だという気がするわけですが…ちょっとそのコミュニケーションの話はまた後でします。

 

唐突ですが、

みなさん今から、小学生の算数のテストをします


テスト問題1:
 100人生徒がいる学校があります。
 生徒のうち20%がA町に住んでいます。
 A町に住んでいる生徒は何人ですか?


答え:

 ×10人
 〇20人


はい。テスト問題1終わり。


じゃあ次のテスト


テスト問題2:
 会社Aがあります。
 会社Aには優秀な社員が20%います。
 優秀な社員は何名ですか?


答え:

 ×20人くらい
 〇全社員数がわからなければ答えられない。


まあそうなりますな


はいじゃあ次のテスト


テスト問題3:
 あなたは会社Aに入社しました。
 あなたは部署Bに配属になりました。
 あなたは会社Aに社員が何人いるか知りません。
 部署Bは見渡した感じ50名くらいの組織です。
 部署Bでしばらく業務をしたのち、あなたは、
 この部署の業務内容であれば、
  ・頑張ればTOPクラスの成績が出せそう
  ・頑張らなくても平均的なポジションにいれそう
 だと感じるようになってきました。
 さてあなたの本能は、どう考えますか?

 

 ×やるっきゃない!TOPとっちゃる!!
 〇ちょっと部署Bを見渡してみて、TOP10人くらいの
  雰囲気を見てみて、やってみるか、遠慮するか決める


まあ、たぶん、こんな感じじゃないかな、

 

あなたの本能は、そういう答えを「出しがち」なんじゃないかな…と、

 

パレートの法則は、そう言っているんだと思います。


この、「テスト問題3の答え」つまり「遠慮するか決める」というところがポイントでして、

 

「遠慮するかどうか」ってのは、割と「処世術」のようなもので、そういう本能が我々にはある。

 

ここでいう我々とは、あらゆる人間。

 

例えば社長もそう。

 

社長もそうだから(ちょっと理論が飛躍しますが)、

 

 「ヒーローを創ることをもっと上手くなる」方法論

 

を、考えようとしない。

 

考えたところで、社員の80%は遠慮するから。


遠慮すると、思っているから


なぜなら自分もきっと、遠慮するだろうから


はいここ、めっちゃ大事なところです…

 

社員の80%は、遠慮している。

 

遠慮しているということは、たとえ「ハイパフォーマー」になりえるポテンシャルを持っていたとしても、「本能」が「ブレーキをかける」ということ

 

相手は「本能」


まあ、いったんやめます。あとで帰ってきます。


今回言いたいのは


「遠慮している」

 

「本能がブレーキをかけている」

 

なら


「揺り起こせ」ばいいじゃん!って事ですね


You need a hero♪
胸に眠るヒーロー 揺り起こせ♪
生命より 重い夢を 抱きしめて走れよ♪
You need a hero♪
つかまえてよ ヒーローその手で♪
夢をもし あきらめたら
ただの残骸(ぬけがら)だよ♪
麻倉未稀「ヒーロー」(1999)歌詞より引用】

 

 

揺り起こさないとヒーローになろうとしないなんて…

 

 俺から言わせれば、みんな残骸(ぬけがら)ですわ

 

続きます~♪↓

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