スクラップアンドビルドはアンドが嘘

スクラップアンドビルドはどうやら和製英語らしいのでカタカナで書きますけど

 

まあ壊して新しいものを作ろうよと

 

そうやって改善していこう。そうやって進化していこう。

 

私は会社の経営をしているので、まあ、何か課題があって、どうにも手に負えないなら損切りして、捨てて、壊して

 

そんで新しいもモノを作ろう

 

スクラップアンドビルドや!!

 

サンクコストに囚われずに、前だけを向くんや!!

 

そう考えるほうで

 

ただですね

 

やっぱキツイですねスクラップは

 

壊したり、捨てるのだって、いろいろ大変です

 

ホント大変

 

それが人間の場合、一番大変

 

まあそれでも

 

癌があるなら外科手術。スパッと切り取る! 切り取って捨てる!!

 

ほんで新しいことを始める。新しい仕組みにする。気持ちも新たに!!

 

やる

 

スクラップアンドビルド

 

スクラップの部分は私が決める。「もうやめる」とか「もう捨てる」とか決定したら、不動の覚悟です。

 

社員のだれが泣こうが、お客さんのだれがクレームを言おうが

 

「決断」とはそういうものだと私は思うので

 

キメタラ、ヤル

 

ステル

 

「もったいない」みたいな概念に縛られない

 

まあ、それは

 

出来るんです。私には

 

ただですね

 

やっぱつらいのは

 

スクラップしてから、ビルドされるまでの、間です。

 

捨てたら、傷が残ります

 

新しいこと、新しい方法、新しいシステムが産み出されるまでには、どうしても時間がかかります。

 

この時間がかかるということを

 

スクラップアンドビルドという言葉は、表現してないね

 

捨てアンド構築 という感じですから

 

まるでスクラップとビルドが同じタイミングでおこせるような、「アンド」と言う言葉がそういうニュアンスを暗喩しているように聞こえる。

 

実際はこの「時間」が辛い

 

この「時間」が

 

(ああ…捨てなきゃよかったな…)

 

みたいな弱気を誘発したり

 

社員からの不信を誘発したり

 

ほんともう

 

アンドじゃないですよ

 

スクラップはスクラップ、そこからビルドされるまでは、ずっとつらい

 

そういうことは

 

実際に経営している人じゃないとわからないですね

 

私は

 

今年、いっぱいスクラップしました

 

来年はビルドの年です

 

だから今つらいんだけど

 

乗り越えて、乗り越えないとね。スクラップアンドビルドにならないからね

 

 

おしまい