経営するうえで常に大事にしていることは、相反する2つの考えを持っておくということで
Aという事業を始めるなら、これが成功したときの利点と、失敗した時の利点、この両方を常に考えておいて、日々の意思決定をする…ということで
まあ成功したときの利点なんていうのは当たり前に考えられる…というか考えるまでもないわけですが
失敗したときの利点ってのも必ずあるんですよねこれが
まあ失敗したときの利点についてあんまり詳しく書くと良くないんでここには書きませんけど
あえて言えば、極端な例だけど、なんなら失敗させたくて始めるプロジェクトだってあるんだよ…ってのがヒントかな
まあそんなことで
相反する2つの考えは、リスクヘッジでもあるけれど、どちらかといえば「常に相反する2つの事柄を同時進行する」というような事でもあって
例えばガチンコなビジネスと、遊び半分なビジネスを両方同時進行するとか
例えば平和的でソーシャルな活動をしながら、別途ものすごい狭い世界に対しレーティングの高い活動をするとか
まあ相反するものを、抱えておく
上腕二頭筋を鍛える時は上腕三頭筋が弛緩していることが重要で、でも上腕二頭筋だけ鍛えてもトータルな腕力はつかないから、上腕三頭筋も鍛えるわけだけど、その時に必要な事はいかに上腕二頭筋を弛緩させるかということで
相反するものは常に意識下に合ったほうが良いし、相反するものが混在するのが社会だったり、リアルだったりするわけだから
そうやって思考しておくのが、私は好きなんです。
で
今、何を考えているかというと、
私は私が60歳になる年に、会社の経営にかかわる姿勢を変えたいと思っていて、
簡単に言うと今の「ワンマン社長」みたいな形を変えようと思っている。
で、私はいま56歳なんで、あと4~5年、その日に対する準備をしているんですが
その準備というのが
・私流の経営をあるレベルまで到達させたい
というのと
・経営を委譲する環境を整えたい
というものでして
これって
「あと数年、齋藤流にさらにエンジンをかけるぞ!!」
というのと
「あと数年で段階的に後継者に引き継いでいくぞ!!」
っていう、相反することを、同時にやろうとしているんですよね
まあ
そういうもんですよね
だから、面白いっていうか
おしまい