■今日は2時間ほど遅く出社しました
理由は、なんとなく寝不足感が続いていて、かつ最近ちょっと精神的にも疲れを感じていたので。
朝、定時に出勤する時刻に起きて、朝ご飯を食べたりも、したのですが、
なんとなく、だるくて
二度寝したかった。
「ああ、良く寝た。起きよう。もう起きたいな」
と思えるくらい、寝たかった。
だから、寝ました。二度寝です。
それで結果として、2時間遅く出勤しました。
「クソだらしねえっ!たるんでるっ!仕事をなんだと思っているんだっ!!」
私が若いころだったら、そう、怒られたでしょうね。そんな気がします。
でもですね、スッキリしましたよ
スッキリしたから、出社してからの仕事の効率も、良かったですよ。たぶん
■「社長だから、それくらいしても、良いですよ」か?
うちの社員は、けっこう、優しい人が多いんです
だから、私が2時間くらい遅く出社したところで
「社長なんだから、それくらいいいですよ。健康に気を付けてください」
とかね、言ってくれる人が多いです
でも・・・嬉しいですけど
これ、社長だから良いんでしょうかね?
社員だと、ダメなのかな?
■「体調管理のため、午前半休とります」
最近、当社の中で自然発生し、流行り始めている言葉に
「体調管理のため」
ってのがあり、私はとても気に入っています。
よく
「体調不良のため、午前半休をとります」
みたいなのがあるけれど
「体調不良」
ほんとか?
今日、私は、なんとなくスッキリしないんで、二度寝してから出社しました。
(別にクリティカルな会議やアポが無かったからですけど)
これ
「体調不良の為、2時間遅く出社します」
って、言うのは、嫌だ。
だって、それほどの事じゃない。
それほどの事(体調不良)だったら、ちゃんと病院いかないかんし(体調不良って書いてあったら、心配するでしょ。普通は)
でもですね、この、それほどの事じゃないうちに、自分のペースを取り戻すってのは、結構大事ですよね。
仕事だからと、無理をして、無理をして、無理をして・・・
これの積み重ねで、取り返しのつかない体調不良になったりする・・・
そんな事よりも、「体調管理」
これ、いいです! 良い言葉!!
さすがに、
「もうちょっと寝たいんで、二度寝してから会社でます」
って言うよりも
「体調管理のために、2時間出社遅らせます」
のほうが、”今の当社の文化レベルだと”、いい感じ
だから、気に入っています。「体調管理」
そう。文化の問題ですね。文化の問題は、言葉の問題だったりします。
■「呑み会の翌日は、死んでも定時に出社しろ」
私が最初に入った会社には、
「呑み会の翌日は、死んでも定時に出社しろ」
っていう「文化」がありました。
呑み会で、けっこう盛り上がりますと、まあ、翌日は二日酔いになる。
起きられない。気持ち悪い。会社いけない。
これで、出社しないとか、フレックスギリギリで出社するとか、
そういうのは「根性が足りない」
会社ってのは、そういうもんじゃない
呑み会ってのは、そういうもんじゃない
そういう「文化」
私はよく言われました
「いいか齋藤、呑み会の翌日は、死んでも定時に出社しろ!んで会社でボーっとしてたって、なんでもいい!退勤時間まで耐えるんだ!それが社会人だ!!」
文化って、恐い・・・
■意味のない文化を理想の文化に変えて行こう
「働き方改革」の本質は「会社の文化を変える事」
- 有給休暇を無理やり取らせることじゃない
- 残業を無理やり減らすことじゃない
じゃあ「意味のない文化」って、なんだ?
いくつか、考えられますけれど
- 人権を無視した根性論/精神論
- 偏見を前提にした制度
- 時代遅れのルール
など、かな
無理やり有給休暇をとらせたって、無理やり残業禁止にしたって、
人権無視、偏見、時代遅れの文化が変わらなければ
その会社の「働き方」は、本質的に変わらない
になるか
・従業員過保護制度に蹂躙された、軟弱企業
の、どちらかに、なるだけです。
詳しくは、こちらをどうぞ
文化を成熟させるべき、です。
■私達の会社が、今、変わるべきだと思っている事
私は、私達の会社が現在属している分野を
「主にB2B系のIT企業、メディア制作企業」
だと思っていて、
この分野には、総じて「封建的」という悪しき文化が根付いています。
私達の属している分野だけではないと思います。多くの日本企業は「封建的」です。
「封建的」をひらたくいえば、
お殿様がいて、それに仕える みたいな
そんな感じかな
お殿様が、絶対。お殿様に嫌われたら、ダメ
「お殿様の命令に従わなければ、腹を掻っ捌いて、シネ」
みたいなサムライ思考
この「サムライ思考」が、恐らく、今までは
- 高品質
- 低価格
みたいなものを、社員の何らかの犠牲(主に人権)みたいなものから、産み出していて
その「人権はく奪」みたいなものを創り上げるには、「ミクロな社会(例えば男社会)」が都合がよく、
そこには都合の良い阿吽の呼吸が生まれる代わりに、偏見や時代遅れがある。
その「人権はく奪、偏見、時代遅れ」について来れるヤツはこい!
みたいな封建文化をむしろ強化し、価格競争で勝つというような企業もあるわけなんでしょうが、
私たちの会社は、自社の働き方改革としては
- (優秀な人にとって)自分らしく働ける、制度や文化
みたいな方針で
- (優秀な人にとって)自分らしく働ける、制度や文化を作れば
- 優秀な人が集まるだろうから
- なんとかなるっしょ
みたいにしたいなぁ って事なんですよね
だから
ミンナが優秀な人なら、ですね
「今日なんか、二度寝したほうがスッキリするから、昼ぐらいに会社行くわ~」
「OK~」
みたいなですね
優秀で、責任感のある、きちんと人格が形成された大人な人達の集団であるなら、うちの会社がそうなるといいわけ。絶対に。
それで、文化の形成としては
「体調管理の為、午前半休します」
くらいが、今の所うちの会社っぽい。レベル感
そういう感じを、伸ばしたいから
社長であるわたしも、ちょっとユックリ出社したり、だんだんやっていきます
言うなれば
「社長だから、いいですよ」というより
「社長だから、やらねば」ですね
だって
「今日なんか、二度寝したほうがスッキリするから、昼ぐらいに会社行くわ~」
「OK~」
が、許される会社なら
「今、学校から子供の件で呼ばれちゃったんで、すぐ行かなきゃならなくて、みんなゴメン~」
「OK~」
だろうし
「私、呑み会でお酌させるのって、人格否定だと思いますよ~」
「ですよね~ そんな文化、やめようぜ~」
だよ。きっと
そして、
そんな低レベルな日本社会の「人権はく奪、偏見、時代遅れ」に困っている、優秀な人達が、うちの会社に来てくれれば、
なんとかなるっしょ
って、思っています
そんな事を、二度寝の夢うつつで、ブログに書こうかなと思いましたw
■文化を変えるのに、社員に必要なことは、3つ
さて
私達の会社が「働き方改革」の本質として「文化を変える」為には、
社員のみなさんにも、変化してもらいたい事が、ある
私はソノリテ社員が、以下の3つの事をクリアしてくれる存在になり、以下の3つの力をもっている社員が大多数になったときに、
ソノリテの働き方改革は完成すると、考えています
1)マジメじゃ無ければ、ダメ
なんか最近私は、この「働き方改革」の前提に「マジメ」ってのを置きたくて仕方がないんですよね
マジメってのは・・・何といえばいいのか
例えば、
「自分にウソがつけない」とか
「頼まれたらイヤといえない」とか
「清く正しく生きたい」とか、そういう
そういう、マジメさってのが、あるじゃないですか?
そのマジメさが、私が考える「働き方改革」には、どうも必要なようです。
だからですね、どうも、当社の社員になる人で、当社の働き方改革の恩恵を受ける人は、たぶん「マジメ」だと、相性がいい
あれ、ソノリテは、多様性経営ではないのか?
例えば「マジメ」と「フマジメ」は、多様性の要素なんだとしたら、ソノリテにはマジメな人もフマジメな人も、必要なんじゃないの?
みたいな事については、前回のブログ「多様性のタテとヨコ」で、書いた気がしますので、興味があればそちらをどうぞ
この「マジメ」ってキーワードが、どうやら必要なようですけれど、
「何にマジメなの?」って話もありますけどね
例えば私なんかは、仕事はワリに真面目です。でも私生活は・・・ごにょごにょごにょ
2)優秀じゃ無ければ、ダメ
はいそれで、次は「優秀」
これもう絶対条件です。
- 現在優秀である
- 優秀になる可能性がある1(センスがある)
- 優秀になる可能性がある2(成長意欲が有る)
なんでもいいデス
優秀じゃないとダメです。優秀じゃない人間に、どれだけ自由度の高い職場環境を与えても、何もしません。ズルくサボり続けるだけです
優秀じゃない人は、ブラック企業でも何でもいいので、強制的に働かされる環境に身を置いてみたらどうでしょう?
何かのプロになれるかも知れません。ウチの会社は無理です
3)心が自立していないと、ダメ
はい。最後
どれだけマジメでも、どれだけ優秀でも
心の自立がないと、例の「承認欲求」を求めて、「仲良しクラブ村」みたいなものを、作りだしてしまう。
これが・・・
これがもうほんと、これが、本当にクセモノ
なんなんだろう、この「仲良しクラブ村」みたいなやつ
- なんかこう、みんなで凡人ぶろうとするやつ
- なんかこう、みんなで遠慮し合うやつ
- なんかこう、みんなで批評家ぶるやつ
なんかそういう小さなクラスターが生まれて、そのクラスターが他のクラスターとの接触を最小限にしようとして、村を形成して
またその村に従属しようとするためには、なんか知らんけど、ほんとなんか知らんけども、出しゃばっちゃダメで、
意識高い系だとダメで、やる気出しちゃダメで・・・
みたいな、緩い系
ゆるいことが、正義 みたいな
「ここに属すれば、誰にも傷つけられることはないよ~」みたいな小さなクラスターを欲しがる、文化みたいなやつ
これ、けっこう 根深い
マジメな人(さっき必要条件って言ったけど)って、けっこう繊細だったりするから、
この「傷付けられない」に、弱い
「まじめな私は、傷付けられない空間を求めている」
「傷付けられない空間は、わたしにあった空間だ」
みたいな風に、思いがち
これ、ダメです
これ、皆さんのこころに「傷付けられない空間欲しさ」があるなら、理想の働き方改革空間があったとしても、皆さんはすぐに、堕落します
そして小さなクラスターが、その理想の働き方改革空間を、堕落のほうに導いて行ってしまいます
この話は・・・長くなるし、私も考察がまだ浅いので、もう止めますけど。
■まとめ
私は
- マジメです。
少なくとも自分の会社の経営に対してはすごく真面目です。だってそうでしょ?私は自分の会社が破たんしたら、破産するんだから - 優秀です
すみませんごめんなさい私は優秀です - 自立しています
私は社長ですからね、経営者って孤立するんです。いやでも自立思考になります
だから
今日ちょっと、2時間くらい寝坊してきましたよ。
すっきりしました
でも、やることはやるし、社員の皆さんは、私の責任感自体は理解してくれていると思うんですよね。
だから誰も、文句は言わない
(社長だからかも知れないけど・・・)
これがきっと
普段からフマジメで、仕事も対して出来ないくせに、
「やー朝二度寝しちゃいましたよ」みたいな事だったら、まあ、ダメじゃないですか。普通は
だから早く、ソノリテの社員の大多数が、マジメ、優秀、自立の集合にしたいんですよね
はやくそういう会社になって、本当の意味で、
- (優秀な人にとって)自分らしく働ける、制度や文化
にする、超本気の働き方改革ってのを、完成させちゃいたい。です
現段階ですと、現段階の当社のレベルとしては・・・
「体調管理の為に、出社遅れます」って言う言葉が自動発生して、それが定着するくらいの文化です。
でも、いい感じです