PDCAとか、PDCAサイクルとか、もう何百年も言われてきたというか、今更もう言われ続けられていて逆に古いというか
「PDCAサイクルが回ってないぞ~」とか、まあ、言ったりするんですけど
本当にですね、回ってないんですよ。どこもかしこも
そう思いませんか?
PDCAサイクルって言葉を知らない人はいないと思うんですよね。ビジネスマンなら
でも、回ってない
ひどいもんだ
なんで回ってないのか?
IT業界では、いっとき、こんな言われ方をしました「PM能力が足りない」
そうPM、プロジェクトマネージャーですね。プロジェクトマネージメントでもいいけど
リーダーがPDCAサイクルを回さないから、回らない
なんとなくですね、これ、他責的な発想というのか…
「回す人がいないから、回っていない」
みたいなね
そのうちですね、「PMO」というのが出来ますね。「プロジェクトマネージメントオフィス」ですね
回す人の力が足りないし、回せる人が少ないから、プロジェクトを横断的に支援したり、監視したりしようという仕組み、組織、ですかね
はいでました、「仕組みでバックアップしよう」というやつね
ダメですね。すぐ形骸化します
「PMOの監査がめんどくさいから、この問題はだまっていよう」みたいなね
組織の形骸化能力をナメてたらだめですね
ナメたらいかんぜよ です
まあ
どうせですね
PDCAを回せる人なんて、限られているんですね
ホームランを打てる人が限られている。 というのと一緒だと思います。
PDCAをキチンと回さないと成功しないようなプロジェクトに、素人をアサインしちゃダメなんですよ
強敵を相手に試合をするなら、ホームランバッターやら、エースピッチャーやらを揃えるでしょ?
そこをですね、レギュラーを揃えられないで二軍三軍でなんとか回そうと思っても、それを老害ベンチがどんだけ後方支援したって
ダメなものは、ダメですよ
ダメなモノはダメだ と したうえで
なんでPDCAサイクルが回せないのか?って話ですけど
これ、私の持論ですと
サイクルを回す力が無いんじゃなくて
P と D と C と A ですね
このそれぞれの力がないと
このそれぞれの力があれば、PDCAサイクルは自然と回せると思うんですよ
というのは、簡単に言えば
P:完成度の高いプランが描けないと納得できないし、なんとかして完成度の高いプランをたてようとする欲望
D:せっかく立てたプランを早く実行したい。実行して結果をみてみたい欲望
C:実行しているときにチームやマーケットに対する違和感を感じ、その解明に執着したくなる欲望
A:課題に対し解決策を見出すことが楽しくて、それを実行したくてしょうがない欲望
って、事ですよ
「なんちゃらというマネジメントフレームワークを熟知している」とか「なんちゃらいうプロジェクトのPMを10年やってきた」とか
そういう事じゃなくて
P・D・C・Aに対する欲望のかたまり
そういうのがあれば、サイクルなんて勝手にくるくる回り出すわけで
それをですね
スキルみたいに言ってもね…
おしまい